モクネット規格材はぜひ、山の木が柱や梁として見える、日本の伝統構法の真壁造りで使っていただきたいのです。それが秋田スギのよさを、ふだんの暮らしの中でいちばん実感できるからです。ここでは、モクネットの木を使った家づくりをされた秋田市広面の岩見誠夫さん自慢の家を、奥様のご案内でご紹介します。


岩見さんご夫妻
 
かねてから山の木が見えるような家に住みたいと思ってきました。モクネット材でそれを実現できることをうれしく思っています。設計は、モクネットの設立以前から加藤さんたちといっしょに山が見える家づくりに取り組んでいらっしゃる埼玉県の丹呉明恭さんに、施工は二ツ井で伝統構法の家づくりをされている鈴木忠・隆美さん父子にお願いしました。

木をあらわして使う伝統構法では、木と木をしっかりと組み合わせて構造をつくります。ストックヤードに木材を見学しに行きましたが、材料の太いこと、厚いことにまず、びっくり! とても安心感がありますね。百年もつ家を、ということが私どもの唯一の注文だったのですが、それにこたえるだけの強度や耐久性を肌で感じました。

設計士の丹呉さんと模型を使って検討しているところです。模型も本物の木をしっかり組んでつくってあるかなりの大きさのもので、木組みの家の力強さが伝わってきました。今まで図面で話し合いをしてきたのが、こうやって形になって見ることができると、あらためて、木の家を建てるのだなぁと実感がわいてきました。

木と木は、金物ではなく、伝統的な仕口・継ぎ手とよばれる手法で接合されます。伝統の職人の技があってこそ、はじめてできる家づくりです。建前で、大工さんの作業場で刻みあげてきた材を一気に組んでいくのですが、掛矢でたたきこんでいって木と木とがぴったり組み合っていく様子は、なかなか感動的です。

今回の棟梁は鈴木さんの息子さんの隆美さん。まだ30歳代という若さですが、伝統構法に積極的に取り組んでいて、とてもすぐれた方です。お父様が現場で若い棟梁を指導しているのを見ていると、こうやって私どもが家を建てることが、技術の継承の場にもなっているんだなあ、ということを感じます。親子ともに真剣なのですが、楽しく、生き生きと仕事していらっしゃるのが素敵です。

上の写真は屋根に登って撮ったものですが、わざわざ防水シートをめくって、その下にある断熱材「フォレストボード」を見せてくれてます。グラスウールやスタイロフォームなど、廃棄すると有害な断熱材が多くて困るのですが、モクネットで扱っている「フォレストボード」は、自然素材である杉の樹皮をコーンスターチで固めて作ってあり、環境に負荷を与えない安全なもので助かりました。屋根の他には、床下、壁の柱と柱の間などにつかっています。

家を長持ちさせるために、床下には湿気を吸収させるためのゼオライトを敷きました。これもモクネットのふるさと二ツ井で穫れる石で、匂い取りや化学物質の吸着作用もあるそうです。

杉製のキッチンは大工さんにつくりつけてもらいました。既製品とちがって、すべてが話し合いでつくるいわば特注品になりますから、前もってサンプルを見て検討するわけではありません。仕上がりをイメージできずはがゆい思いも最初はありましたが、そこは職人さんを信頼して、預ける気持ちが大事なんだなあ、ということがよく分かりました。仕上がりにはとても満足しています。

この戸棚は杉の色がグラデーションになっていて、夕焼け雲のようでしょう? 桜庭木工さんの心にくい演出です。

いたるところに木が見えて、山に思いを馳せることのできる素敵な家になると期待しています。


モクネットでは、秋田スギやフォレストボード、ゼオライトなど、二ツ井の自然素材を用いた、伝統構法・真壁づくりの長寿命住宅を提案しています。お住まいの近くで設計や施工をできる方をご紹介するなど、コーディネートもお手伝いできますので、どうぞご相談ください。
   
 
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▲このページの先頭へ   最終更新日:2005.03.03
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