生き物は皆、息をして生きています。気持ちよく、大きく息きができる空間に住みたい。 これが私たちの住まいづくりの願いでした。
それは自ずと、有害物質の少ない木と土の住宅となり、 廃材となって元の土に還るように考えた住まいづくりとなりました。
とりわけ雨上がりには、杉の木のほのかな香りが家全体を覆います。 玄関をあけると森に入り込んだよう。生まれたての赤ちゃんの柔らかな精気にも似ています。
ぬくもりに包まれた暮らしで、樹が材になり、住まいになり生き続けていくのが分かります。
住み始めてまだ10ヶ月ですが、もう柱や梁、無垢の床には艶が見えます。 10年後、20年後、暮らしにどんな艶が出るか、楽しみにしています。
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| 和室と板の間の洋室が、木で一体となり、調和している。個室に分断されがちな住宅メーカーとは違った、風や光や木の香りが通り抜ける、一体感のある空間 |
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自然を遮断し、機械的に快適さを獲得する家を買うのでなく、自然の力をうまく活かして共生する、昔ながらのあたりまえな木の家を建てたい。そんなシンプルで自然な生活を志向する生活者が、まだまだ少数派だとはいえ、ここ数年確実に増えています。
「そんな木の家が建てられるなんて知らなかったから、住宅メーカーが勧める『木の家』を買ってしまった」という人も少なくありません。住に自然を求める波は、自然で安全な食を求める動きに続く形で、「昔ながらの木の家」に住んだ体験がないような若い家族層にも広がってきています。生協のような暮らしに根ざした運動がモクネットのネットワークの一端を担ったのもそうした流れです。
モクネットの材を使って家を建ててきた住まい手も、物を選ぶのに、快適さ・便利さ・経済性よりも自然(本物)志向で考える人たちでした。世の中が環境との調和・共生をめざしている時代にあって、これからもそういう人は増えていくと思います。 |
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