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モクネットの歩み(5)  


モクネット事業協同組合 
代表理事 加藤長光
 
モクネットの歩み
1986  商工会ビジョン
1988  (株)木創の設立
1990  モクネット事業協同組合の設立
1999  町営住宅きみまちハウス竣工
2000  林野庁長官賞受賞
 
   
 
 
   秋田杉の並材を供給していくという事業のバックボーンには、いくつかのモクネット運動の基本となっている考えがあります。事業は運動を「かたち」にするためにある、といってもいいのです。

 その理念は、木の家づくりであったり、「持続する林業」を視野に入れた流域が歴史的に果たしてきた役割を再認識した上での地域活性化であったり、循環型社会のしくみをすでにもっていた里山づくりであったりします。

 そういった考え方を想いを拡げていくために、林材業、家づくり、町づくりに携わる人、住まい手などを対象にしたセミナーやシンポジウムなど、啓蒙活動を事業と並行しておこなっています。

 こうした考えで全国各地の産地で、川上と川下、山と都市とを結ぶ小さなネットワークがたくさん、できればいいな、と思っています。その願いを全国的に展開する「緑の列島ネットワーク」での「近くの山の木で家をつくる宣言」、「職人がつくる木の家」サイトのたちあげなどにも、モクネットは関わっています。
 
「理念を共有していくための活動」
    (モクネットで主催したものも、協力したものもあります)
山・木・家・地域などを考えるセミナー
98年 家づくりセミナー主催(能代)
98-99年 「木の町づくり」セミナー主催(二ツ井)

里山や木の家づくりを知ってもらう

98年-

森の学校に協力
99年 環境庁・「環境学習のモデル事業」
2000年  学生の「里山の原風景」フィールドワークに協力
家づくりの担い手を育てる
98年- もくねっとハウスでの「大工塾」支援  
全国ネットワーク
2000年 緑の列島ネットワーク秋田支部
2001年 「職人がつくる木の家」Webサイトたちあげ



 
   2000年3月にはモクネット運動そのものが、第5回国産材供給システム優良事例として林野庁長官賞を受賞しました。1999年にモクネット運動を通して、はじめて二ツ井の町営住宅が建った直後のことです。二ッ井の地場産業の活性化をめざす仲間たちとまちづくりや都市との交流を活かし産地での木の家並みづくりに取り組んでいることが評価されたのです。

 「森林・林業・地域の荒廃をなんとかしたい。それぞれがブツ切れになっている林業・木材・住宅・生活をつなぎ、ほんとうの地域おこし、まちづくりをしていこう。」と、関わる人がそれぞれの持ち場で、自主的に自分の役割を果たしながら展開してきた運動です。その仲間全員が受賞の対象になった。これは、とてもうれしいことです。



 
   モクネット運動とは、米代川流域を視野に入れ、「木の循環・持続する林業」を取り戻すことで、二ッ井を、経済優先の競争型社会から環境と共生する循環型の自立できる地域にしていこう、という提案です。 モクネット運動や事業協同組合は、そのための一つの在り方を具体的モデルとして提案しているにすぎません。

 自立する木の地場産業の見えるまちづくり構想を実現するために、林材業と住宅供給を、そして地域内経済の循環と地域外経済をもつなぐ仕組みとしての「きみまち林業構想」や「きみまち(米代川流域)ストックヤード構想」。そして、循環型社会の小さな地区モデルとしての「里地・里山づくり構想」などを、これからに向けてもっています。

 将来的には、まちづくりそのものの中にモクネットが溶け込むことが望ましいと考えています。そして、すでにその芽生えはすでに、はじまっています。 また、面積でいえば日本のほとんどを占める、農林業・第一次産業に立脚する「中山間地域」で生き抜いていこうとする地域や人たちが自立して生きていくための、ひとつの実践例となれるよう、新雪の上を踏んで道をつけるつもりで、仲間たちと歩んでいきたいと思います。
 
 
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(c)モクネット事業協同組合   最終更新日:2001.03.31
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