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未来への構想
1. 木のまち、二ッ井
2. 米代川流域・きみまちストックヤード
3. きみまち林業
4. 木質エネルギー
5. きみまちハウス
6. 里山構想


 「きみまちハウス」は具体的な外観や間取りなどの設計プランではありません。持続する林業を視野に入れ、秋田杉をこのように使い、活かしていけば、米代川流域の持続的な林業を支えることにつながるのだ、という例を示して「きみまちハウス」と呼んでいます。

 言い換えれば「きみまちハウス」とは、秋田杉で家を建てる人たちへの、産地からの「お願いのメッセージ」なのです。杉をたっぷり使ってほしい、林業のサイクルで木が木材として利用できるまで育つのにかかる時間(秋田でいえば80年ぐらい)ぐらいは長持ちしてほしい。そうなると、築後20〜30年で建て替えてしまう今の家よりは、長い年月風雪に耐え、家族構成の変化に応じた改築や補修をしながらでも100年ぐらいはもつ木組みの民家に、その手本が求められます。
 
 



 
   「きみまちハウス」は山の杉を活かし、目や肌に触れるすべての部分に木が見える気持ちのいい家です。

 家に入ると、杉の無垢の柱や梁、床や天井、いたるところに杉材がそのまま見えています。無垢の木のもつ調湿機能や断熱効果のおかげで、冷暖房をさほどしなくても気持ちよく暮らせます。また、木肌の優しさや柔らかさ、香り、ぬくもりが、住む人の気持ちを穏やかに和らげてくれます。「木っていいなあ」と思えるような家に住むことで、山を大切に思う心も自然とよみがえります。






 
   1999年に二ッ井町山根町営住宅が「きみまちハウス」として建ちました。モクネット事業協同組合を通じて調達した杉材はもちろんのこと、杉以外の素材も、職人さんも、地元再生への思いをかけて、ほとんどすべてが二ツ井で調達されました。

 町営住宅のプランは、町の設計コンペで採用されたものです。施工はすべて、町内の大工・工務店が担当、建具も二ツ井の桜庭木工が、造林秋田杉で製作しました。杉以外の部分も自然素材で、壁紙は、木創のオリジナル壁紙、床下調湿材には、地元のゼオライト鉱石を使っています。




 
   森林資源の再生のサイクルと同じだけ長持ちする、金物を極力使わない木組なので補修も容易で解体利用も可能、最終的には土に還る上にそれまで二酸化炭素を固定しつづける、というだけでも「きみまちハウス」はすでに環境共生住宅であるといえます。

 今後の方向性としては、それをさらに一歩進め、自前でまかなえるものは自給できる「働く家」にして、環境的な自立度を高めていくことを考えています。合併浄化槽による水の再利用、太陽光による温水給水、堆肥化した生ゴミを使った家庭菜園など、地球を疲弊させる一方の石油や原子力エネルギーに頼らずに生きていける家が、これからは求められていくでしょう。


 
 
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(c)モクネット事業協同組合   最終更新日:2001.03.31
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