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| しーんと静かな水沢参考林。右下に、天にそびえる天然秋田杉を見上げている人の姿が見えますか? |
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| 梢ははるかかなた。一本で住宅一戸分ぐらいの材積があるという |
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仁鮒から南の内川上流は、天然杉がもっとも豊富にあった地域。藩政時代から「御直山(おじきやま)」、藩直営の森として重要視されていた。
明治に入って「能代営林署仁鮒事業区」の国有林となってからも、能代の木材産業に原木を供給、かなりの林業収入をあげていた。二ッ井町に合併されるまで仁鮒から奥は「響村」という名だったが、これは木を伐る斧や鉞の響きが絶えることがない、という意味だという。
しかし、戦前から戦後にかけて伐り過ぎてしまったために、今では天然杉は町内の3カ所に参考林などとして保存されるのみとなってしまった。いずれも樹齢180年から300年の杉がまっすぐ天に向かって伸びている見事な森で、明治以降ほとんど斧が入っていないという。佐竹藩は留山制度といって伐木を厳しく制限し、計画的な伐採と植林に努めたので、このような立派な森が育ったのだ。それでも、昔を知る人は「もっとすごい天然杉林がいくらでもあった」と言う。水沢参考林(正式名称・仁鮒水沢植物群落保護林)には日本一背の高い58mの「きみまち杉」がある。 |
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