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国産材は外材より高い?
とんでもない!!
今では40年前の値段を下回っているのだ! |
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山から伐り出された原木は、森林組合が主催するセリ市や、原木市場で売られます。このグラフは、大館の原木市場のここ2年間の価格と出品量とをあらわしたグラフです。
木材の価格は一定ではなく、需要と供給の関係で相場が決まります。例年だと、出品量が減る夏に価格があがり、増える冬に下がる、という傾向が見られるのですが、2000年には出品量が減っても価格があがらない、という事態が発生。木が出ない時期でも木の価値があがらない、というのは、木自体が求められていない、ということです。
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原木市場での出品量と平均売価格 |
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| 国有林の木を中心に扱う、大館の原木市場の原木出品料と価格。通常では出品量が減る夏に値があがり、増える冬に下がるのが普通だが、2000年の夏には値があがらず、そのまま下降の一途を辿っている。 |
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| (大館の原木市場の資料より) |
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ここ35年間の製材品・丸太・原木立木価格の推移のグラフです。スタート地点と終点とを比べると、製材品は2倍以上あがっていますが、丸太は1.3倍、立木価格はなんと元の値段を割っています。
昭和40年といえば、はがきが5円で出せた時代です。その頃以下の値段にしかならないのでは、山持ちとしてはやっていけません。(詳しくは、北秋田森林組合
渡辺さんのインタビューをお読みください) 。
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全国における、杉の価格の推移(立木・原木・製材品) |
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| 杉の立木、原木、製材品の価格の推移。原木は40年前の値段を下回っている |
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原木や製材品の値段は需要と供給の関係から相場として変動するので、住宅着工数が減ることで需要が落ちこんだり、外材との価格競争に引っ張られたりすることで、値が当然下がります。ところが、木を伐り出す人の賃金や運搬費などは、軒並み世間の物価並にあがっている。それは、原木がいくらで売れようと安くはならない費用ですから、山持ちの手元に残る原木立木価格は、結果として落ち込んでしまわけです。
杉をめぐる価格指数 |
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| 平成2年を100として、杉をめぐるさまざまな価格の変動指数をあらわした図 |
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| (「木の家に住むことを勉強する本」より) |
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山から木を出すには伐出経費だけでなく、苗木代、下刈り、除伐といった育林費用をはじめ、ある程度育てば育った出、間伐に費用がかかります。あまりにも原木立木価格が落ち込み過ぎてしまうと、山持ちは育林して木を出すこと自体に魅力を感じないばかりか、木を出してかえって損する、それならば、山を放っておくしかない、ということにもなりかねません。「原木立木価格が下がりすぎて、山から木が出てこなくなる」というのはそういうことなのです。
実際に、ここ数年間の伐採量を見れば、その落ち込み方が激しいのが分かります。 |
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