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| まちでこんな看板を見つけた。実際には、二ツ井営林署は米代川西部営林署の出先事務所に降格している |
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我々商業というのは、町の基幹産業が成り立っていなければ、やっていけないんです。二ッ井の場合、それは基幹産業とは、営林署と材木屋だった。基幹産業が栄えていれば、それに関係する周辺業種がまずにぎわいます。桶樽、木工、下駄、山仕事の道具をつくる鍛冶屋、みんなそうです。うちは営林署に雨合羽や長靴、制服なんかを納品して、それだけで年間3千万なんていう数字があがっていましたよ。うちばかりじゃない、自転車屋さんだって営林署の事業所にみんなおさめていたし、料亭は羽振りのいい材木屋の旦那が全国から材を買い付けに来る客と商談をする場だったし、花街にはねえさん達がたくさんいた。みんな、基幹産業である林材業が栄えていてこそ商売していたんです。
全盛期には、町の半分以上の世帯が、山とかかわってきたといっていいと思いますよ。天然杉地帯であった仁鮒の奥ではほぼ全世帯でしょうね。それだけの人が関わっていれば、その人たちの衣食住を支える他の業種も潤うわけですね。林材業で食べている人が生活するわけですから。そうやってみると、みな、その恩恵にあずかって生きてきたんです。
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