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地域から考える、エネルギー問題
人とエネルギーとのつき合いの歴史
持続可能な未来にむけて
第三次エネルギー革命は地方からおきる?
がんばれ、鍛冶屋の安保さん!
持続可能な未来にむけて
  「持続可能な未来にむけて」の二つの道
    今、化石燃料からの転換をはかる「第三次エネルギー革命」が求められている。再生可能資源から石炭へ、石油へという第一次・第二次の転換は「より安く、より効率よく、扱いやすい」エネルギー源への転換だったから速やかに進んできた。ところが、今求められているのは、「地球環境への影響が少ない」エネルギー源である。ところが、これが今の技術レベルでは経済性・効率性の面で「よりむずかしい」転換となってしまうことが、頭のいたいところである。

今のところ「これ」という絶対的な解決策が見えていないエネルギー問題だが、大きくいうと、現在、二つのシナリオが考えられている。ひとつは「原子力・核エネルギー」への転換であり、もうひとつが「自然エネルギー」への転換である。
 
     
  日本が国策として進めている道:原子力エネルギー





  原子力エネルギーはウランを燃料とするものである。燃料の単位質量あたりでみると大きなエネルギーを発生するし、発電の過程にかぎっていえば、二酸化炭素を発生しないため「クリーンな」エネルギーと言われる。石油を産しない日本はこの原子力エネルギーに早くから力を入れており、現在では日本の発電量の3割が原子力発電によってまかなわれている。

ところが反面、「チェルノブイリ事故」で知られるように、エネルギーとともに環境やいのちに深刻な悪影響をあたえる「放射性物質」を、どうしても発生する。事故が起きないまでも、運転し続ける限り発生する「放射性廃棄物」の管理・処理については、解決策は今のところない。「トイレのない家」とよばれるのはそのためである。地球温暖化に荷担しないとしても、放射性物質が自然環境を脅かす原子力発電を「クリーン」と言い切ってよいかは疑問である。

スエーデン、イタリア、ドイツをはじめ、多くのヨーロッパ諸国では、原子力発電をやめていくことを決めているが、逆に、日本は国策として推進している。しかし実際には、新たな原子力発電所の立地確保は、住民の反対に合って困難な現状である。
 
     
  小規模分散型供給の可能性:自然エネルギー
  正解はひとつではない!
 これからが期待される
  新エネルギーの種類
  1 再生可能エネルギー
  太陽光発電
太陽熱利用
風力発電
地熱エネルギー
中小水力エネルギー
海洋エネルギー
  2 リサイクルエネルギー
  未利用エネルギー
廃棄物発電
廃棄物熱利用
バイオマスエネルギー
  3 高効率エネルギー利用
  燃料電池
コージェネレーション
  4 その他新技術
  クリーンエネルギー自動車
   
  一方、もうひとつのエネルギーとして期待されているのが「自然エネルギー」である。これは太陽光、風力、潮力、バイオマス、地熱など、文字通り自然現象から取り出すことのできる、再生可能なエネルギーである。化石燃料や原子力とくらべると、自然環境への影響はもちろん少ないのだが、それほど大きな出力が得られないのが難点である。

化石燃料や原子力エネルギーを使ったエネルギー供給はいずれも、大規模集中型であった。発電に限っていえば、大きな火力発電所や原子力発電所で、たくさん燃やした燃料で水を熱し、その上記でタービンをまわして発電し、長い送電線を通して消費者にもたらされる。
自然エネルギーを同じまないたに載せて考えると、発電効率や出力の点でどうしても見劣りしてしまうが、この「大規模、集中、大出力」とを「小規模、分散、必要なだけの出力」と、まったく逆の前提におきかえたらどうだろうか?
自然エネルギーおよび新エネルギーにおいて、「これで全てをまかなえる」という絶対的な正解は、ない。その土地や情況に合った、もっとも無理のない形のものを選び、資源を有効に循環利用させることが、時に複数の組み合わせを考えながら実現可能性をさぐることが大事だ 。
 
   
    地域から考える
エネルギー問題
鍛冶屋の
安保さん
 
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(c)モクネット事業協同組合   最終更新日:2002.03.01
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