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01年7月号 まちのこれからは? 県と町と商工会のビジョンの話
01年8月号 まちづくりは夢を実現できる「わくわく」すること
01年9月号 取り戻そうよ、里山と人とのいい関係
01年10月号 これから先につなげること
01年11月号 秋の七座山・里地たんけん隊
01年12月号 梅内聚落有林部分林
02年1月号 フォレストボード
02年2月号 白神森林組合・土蔵の喫茶店MOMO
02年3月号 エネルギー問題・鍛冶屋の安保さん
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土蔵の喫茶店MOMO
> 静かなメッセージ
MOMOの店内ではカレーやコーヒーを楽しめるだけではない。「買い物」もできるのだ。石鹸、石鹸分でできたシャンプーやリンス、衣類やチョコレート。ブローチやカード。環境や自然にやさしい商品、フェアトレードの商品、手作りのものなどがコーディネートされてて、ひとつひとつに「石鹸を使ってみませんか?」「吊しておくといい香りがします」「スカートやストールとして使えます」などと、丁寧な手書きのメッセージが添えられている。「売っている」というよりは「いいものを、それがなぜいいのかというストーリーごと紹介している」といった方が正確かもしれない。買っていく人は、そのストーリーごと、ものを買うのだ。
「こういった洗剤や服はどうして置いているのですが?」森澤さんに聞いてみた。「こどもをもってみると、食べ物のことや暮らしで使うものの安全性に気を遣うようになりますよね・・」そういうお母さんは多い。家で子育て中心の生活をしていた頃の森澤さんも、そんな関心から次第に知り合いに呼びかけて共同購入グループを立ち上げ、その事務局をやっていました。そんな中で、「地元でとれたものを地元で消費しよう」「川の水を汚さない石鹸」「発展途上国の人たちの商品を買いたたかずに適正な値段で買う」など、暮らしの中から自然環境や、自分の流域の生活、第三世界とのつながり方について、たくさんのことを学んでいったという。「で、ここに来るひとたちにも知ってもらいたいなあ、と思って」商品やその商品の背景にあるいきさつについてのちらしを置くようになったのだ。
「合成洗剤は環境によくない。だから石鹸を使いましょう」こうアタマごなしに言われてしまうと、合成洗剤を使うことに疑問をもっていなかったら、責められているような気持ちになってしまうかもしれない。「自分では、こうした方がいい、って確信していることでも、それを人に伝えることっってむずかしいでしょう?相手のライフスタイルを否定することになってしまってはいけないし。だからさりげなく伝えられたらいいな、って思うんですよ。」
MOMOではふだんのコップ洗いに洗剤を使わず、ネル地のような特別の洗い布でよくこすりながらお湯で流すようにしている。そのかわり時々、粉末の石鹸を熱いお湯に溶いて、コップを漬け込んで、茶渋をとっている。そんな作業をしていると、カウンターで見ている人が質問してくると「あつーいお湯、っていうところがポイントなんですよー」などと、自然と話がはずんでくる。「うちでも試してみようかしら・・」と石鹸を買っていってくれる人もいる。そうなれば、こんどはその石鹸の使い方や環境にいいことなどが、その人から少しずつ広まっていく。
「そんなゆっくりしたことでいいと思っているんです。」押しつけでないエコロジー。義務感からでなく、納得してはじめること。森澤さんのメッセージは、「ささやき」のようなものかもしれないが、それが届いた人の心にはしっかりと根を下ろすにちがいない。
本棚には、「深く知りたい」と思えばいくらでも応えてくれるような本が、たくさん並んでいる。本たちは静かにそこに並んで、手に取られ、読まれるのを待っている。そのあり方が、森澤さんに似ている、ふとそんなことを思った。
【土蔵の喫茶店 MOMO】
〒018-3155 秋田県山本郡二ツ井町比井野128
Tel:0185-73-3619
営業時間:AM 11:00〜PM 8:00 定休日:木曜日
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(c)モクネット事業協同組合 最終更新日:2002.02.01