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モクネットのネットワークから生まれた杉樹皮断熱材 フォレストボード photo
再利用率の低い樹皮をなんとかしたい
「フォレストボード」の誕生
自然な家づくりのための断熱材
建設リサイクル法と住まい手の責任
再利用率の低い樹皮をなんとかしたい
  [ゼロエミッション型木材産業への転換]
  「木材産業活性化アクションプログラム」(秋田県/平成13年3月) について7月号で特集した記事はこちら
  木材は、今の家づくりに使われるほかの素材である、鉄・コンクリート・プラスチックなどと比べると、加工に要するエネルギーが少なく、山にふたたび植林することによって再生することや、残廃材を燃料などにリサイクルすることもできる、環境にやさしい素材です。
それでも、一部、どうしても再利用できずに残ってしまうものもあります。これをできるだけゼロに近づけ、より環境負荷を少なくしようというのが「ゼロエミッション型木材産業への転換」ということで、秋田県が平成13年3月に発表した「木材産業活性化アクションプログラム」のひとつの大きな柱ともなっています。


[再利用率が低いのは「樹皮」厄介なゴミになってしまっている]

それでも、製材工場で木材をつくるときに発生する木質廃材としては、樹皮、オガクズ、そして端材があります。そのうち、オガクズはキノコの菌床や畜産用に、端材はほどんどがチップ化され、バージンパルプの材料に使われるのですが、原木から木材になるにあたって1割近くも出る樹皮は、ほとんど再利用の道がありません。多くの工場では、自社の小型焼却炉で少しずつ焼くか、ボイラー燃料の熱源にするかしているようですが、自社で処理しきれない樹皮があふれ、野積みされている光景もよく見られます。自社の敷地に置ききれない分は、お金を払って業者に処理してもらうほかなくなる、というのが現状です。
 
     
     
  [処理に困っているのは中小規模の工場]
  ある工場の敷地内に野積みにされている樹皮。パワーショベルが小さく見えるほどの山になっている。
  製材をすることで、大量に出る、再利用できない樹皮。平成12年以降は「ダイオキシン類対策特別措置法」により、木材を含めた廃棄物の焼却処理についての規制が一律に強化されることとなり、平成14年4月1日からはいよいよ、再利用できない樹皮を小型焼却炉で簡単に焼却することはできなくなります。
規模の大きい、一部の製材工場では、ダイオキシンが発生しない高温焼却炉やコージェネシステムをもち、樹皮を燃やしてボイラー燃料や発電燃料として利用することもできますが、困るのは製材業界のほとんどを占める中小の工場です。今までは自前の小さな焼却炉で処理していたのが、規制によってできなくなる、その処理を外に頼む費用を捻出しなければならないとなると、中小の製材工場の経営は大きく圧迫されることにもなります。
 
   
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(c)モクネット事業協同組合   最終更新日:2002.01.01
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