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「梅内聚落有林部分林」
「梅内聚落協議会」とは?
村人全員に行きわたった臨時収入
対照的な道を歩んだ梅内と仁鮒
「梅内聚落有林部分林」はみんなの財産
先の世代につないでいくこと
先の世代につないでいくこと
  [こどもたちのため、後世の人たちのために残すもの]
  種梅小学校の学習林。こどもたちが植えた杉がすくすくと伸びている。
 

「梅内聚落有林部分林」の公共的な利用の好例として、種梅小学校のこどもたちが植林、育林を体験する「学習林」をもっていることがあげられます。学習林があることで、こどもたちは将来自分たちが共有することになる山林について学ぶことができます。こうした場を提供できるのも、集落全体でその用い方を決めることのできる山林であればこそです。
また、これは杉造林地ではないのですが、いちどは原野化してしまった馬子岱(ばっこたい)の元小学校運動場の公園整備事業も、協議会で行いました。ここは、種梅小学校に合併されるまでは、馬子岱小学校の運動場でした。まんなかに小山があるため、運動会のリレー競争では、小山の向こうに子どもが回り込んだ走者が、応援席から見えなくなる、という不思議な運動場だったそうです。最近、ブナやモミなどの苗木を協議会で購入し、新たに植えました。景色のいいところにあるので、将来は立派な公園になることでしょう(下のパノラマ写真がそうです)。山の木を伐採して現金にする、という以外の財産や資源も、「梅内聚落有林部分林」は後生に残しているのです。

 
     
  [先人を讃える石碑]

 

写真をクリックすると、石碑に刻まれた文章が読めます。
  梅内の人びとは、植林・育林をし、この「梅内聚落有林部分林」の基礎を築いててくれた先人を称えて、立派な石碑を建てています。そこには、「梅内聚落有林部分林」の沿革が刻まれています。石碑とは、それを建てた世代のためにではなく、子孫に向けて、これは忘れてくれるな、と伝えるためにつくるものです。集落全体で山を守り育てることで、ゆくゆくきっとその恩恵にあずかることができるんだ、ということを、実際にその恩を感じた世代が、守り育ててくれた世代に対しての尊敬の念をこめて、後世に伝えようとしている。そんな意思が、石碑に刻まれた文字から感じられます 。  
     
  [次の世代を育てることが大事]
    今の協議会の会長さんたちの次の世代の多くは、梅内地区に住みながらも、二ッ井町内や能代方面に勤めに出ているといいます。いわば「ベットタウン」化している梅内の、休日にしか地元にいない次世代の家父長たちは集落の山林のことをほとんど知らない、と区長さんたちは言います。その世代にこのような梅内の山の守り方の仕組みをきちんと伝えていくことが、これからの課題だそうです。「ここ5年、10年で、息子たちの世代にわかってもらうことが大事だ」と、区長さんも前区長さんも口をそろえて仰います。

(左から)斉藤武夫区長さん、斉藤忠前区長さん、モクネット加藤、白神森林組合二ツ井支所長佐藤力さん、編集部もちどめ。


(聞き書き・編集部)
 
   
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(c)モクネット事業協同組合   最終更新日:2001.12.01
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