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「梅内聚落有林部分林」
「梅内聚落協議会」とは?
村人全員に行きわたった臨時収入
対照的な道を歩んだ梅内と仁鮒
「梅内聚落有林部分林」はみんなの財産
先の世代につないでいくこと
「梅内聚落協議会」とは?
  [分収林を集落全体で管理する「梅内聚落有林部分林」]
  白神森林組合二ツ井支所にて、斉藤忠前区長さん(左)と斉藤武夫区長さん(右)
  今回取材させていただいた「梅内聚落有林部分林」の所有権は、国、県、町とさまざまなところにありますが、各所有者と、法人格として登記されている「梅内聚落協議会」とが「分収」の取り決めを交わしており、協議会のメンバー、つまり地域住民が自治管理・利用しています。この、分収林の利用権が集落内で共有される、という慣習が、父から子へ、子から孫へと引き継がれているのが、梅内地区の特徴です。 今回は、この「梅内聚落有林部分林」がどのように運営されているのかについて、「梅内聚落協議会」をとりまとめておられる斉藤武夫区長さん、斉藤忠前区長さんにお聞きしました。お話をお伺いした後、白神森林組合二ツ井支所長の佐藤力さんのお計らいで、区長さん・前区長さんにご同行いただき、現場も案内していただきました。  
     
  [協議会は地域全体のとりまとめ役でもある]
  梅内聚落有林部分林でもっとも高樹齢の杉のある「源助田」。「大正十年植一町歩、昭六十二調」とあるから、およそ80年生。
  「梅内聚落有林部分林」の面積はおよそ1000町歩(およそ1000ha)。梅内地区の個人所有の林を全部合わせたのと同じぐらいの面積にあたります。そのうちの杉造林地は400町歩ほどです。梅内地区には、梅内、田の沢、馬子岱、窓山などいくつかの集落がありますが、「梅内聚落有林部分林」も、集落全体で管理する山林と、小集落で管理する山林とがあります。 梅内のほぼ全戸が加入する「梅内聚落協議会」では、総会の選挙で11人の協議委員の中から区長および副区長(任期は3年)を選ぶそうです。住民が自らつくる自治組織としてはほかに、梅内に分散する各小集落に町内会がありますが、町内会すべてをくくる組織はないので、結果的には「梅内聚落協議会」が、梅内全体を束ねる役割も果たしています。つまり、「梅内聚落有林部分林」があることで、梅内が住民自治によってひとつにまとまることができるわけです。実際に区長さんは、山林のことだけでなく人々の生活全般にわたって面倒を見、相談にのり、特に梅内全体にかかわることについては世話をする機会が多いようです。  
     
  [作業も分配も、平等に行う]
    「梅内聚落協議会」では各戸から人を出し、山の見回り、間伐が必要な木の印つけの作業などを均等に行います。人を出せない家では、ほかの家の人に頼んだり、雇ったりして、埋め合わせをします。分収によって利益があがった場合の配分は完全に平等で、戸単位で均等に分け合います。梅内地区を車で通ってみると、家がみなゆったりしていて、一様に豊かであることに気づきます。その秘密を解くカギのひとつがここにあったのですね。  
   
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(c)モクネット事業協同組合   最終更新日:2001.12.01
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