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秋の七座山
> 樹齢300年以上の野生の杉が残る七座山
ここは秋田藩の「御直山」で、特別に許可を受けた人が炭焼きのために入って雑木を伐る以外の伐採は、堅く禁じられていたところです。杉はけっして伐られることがなかったので、樹齢300年以上の太い天然杉がみんな残ったんですね。伐ればすぐに米代川を流して能代に運べる地の利があったから、非常用として手をつけなかったのだ、という説もありますが、もともと七座山そのものが、神の山であったことも、その要因ではないでしょうか。昔は神が宿るという感覚と自然をそのままに守るということとが、渾然一体となっていたんでしょうね。
ここの天然杉は植林ではなく、文字どおり、杉の実が芽を出して生えてきた、野生の杉です。植林の杉とはちがって、雄牛のようにごつごつしていて、自由奔放に大きな枝を張って、それでもまっすぐに天を指して伸びています。冬になるとまたいいですよ。雑木の葉は落ちて、地面は雪で白くなっている中、天然杉だけが緑色で、植林地とは対照的にゆったりと間を置いてそびえる様は壮観です。材にしたら、どうなんでしょうね。素直な材になるもんじゃあ、ないでしょうな。
これは山神社です。天然杉の原木を扱っていた天神貯木場の人たちが、材木の神様「五十命(いたいける)の神」をまつったものです。この山から材をとっていたわけではないが、ここの神様に山仕事の無事を、あるいは木が洪水で流されないように祈ったのですかね。
コンクリートで立て直された山神社。大きさは小ぶり。
「代物(しろもの)」といって、木でつくった鉞を、本物のかわりにまつってある。
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(c)モクネット事業協同組合 最終更新日:2001.11.01