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01年7月号 まちのこれからは? 県と町と商工会のビジョンの話
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野添憲治先生インタビュー
(後編)> 5.野添憲治の提案3:中山間地域補助を山林にも!
このあいだチロル地方を見てきたけれど、うまく山村の人のくらしを支える仕組みをつくっているね、ドイツは。山間部に住んでいる人に補助をちゃんと出している。高度とか主要な道路からの遠さとか、いろいろな基準をもうけてね、160項目ぐらいのデータから割り出して金額を決めてね。所得には関係なくて、住んでいるだけでもらえる。険しい辺鄙なところほど、補助が大きいの。あれはいいよ。
---- うちの田舎も出ているのかなあ。日本には山村に住む人に対する補助ってあるんですか?
逆をやってきたんだよな、日本は。私の育った藤里では、奥にいる人が町の中心部に出てくると助成金出してた。ほんとは奥に行けば行くほど助成金は高くするべきなんだよな、奥に人が住んでいてくれることで、山も荒れないんだから。今は道路もできているし、水道もあるし、行政サービスを行き渡らせるのが大変っていう時代じゃないのにな。どんどん山から下りるようにしてしまっている。
加藤:二ッ井なんかも山奥の沢からどんどん人を出して、後からそこに立派な道路作ってるからおかしいんだよな。
奥の人たちはさ、冬は雪降ってくれば、大変なんだからガンバリ賃として生活を支えてあげるべきなんだ。奥に住んでいるという条件の不利と季節の不利は防げないからね。とにかく過疎地帯を作らないことが大事。人がいるといないでは、山や沢の荒れ方は全然違うんだから。本来里山は人が生活することで保っていたんだからね。
---- 民林さんが若い人入れているけれど、結局山村に住んでいるわけではなくて、能代から車で通っているんですよね。
ほんとはそこに住んで山仕事やるのがいいんだけどな。自動車があれば便利なところに住んでしまうんだよな。
---- 日本でもやらないのかな、そういう補助って。
農業に対する中山間地域保障っていうのが今年から農林省主導ではじまったね。林業に対してもそれをやってくれ、って今さかんに言うようにしているよ。農林省の役人に「もっとそのこと書いて」と言われるんだよ。なんで内部からそれを言えないのかな。
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(c)モクネット事業協同組合 最終更新日:2001.11.01