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野添憲治先生インタビュー
(後編)> 3.野添憲治の提案1:補助制度をうまく利用して間伐をしよう!
今は安い外材が入っているけれど、これからどんどん減ってくる。せっかく国産材の出番なのに、間伐してない山が増えて使いものにならないのではどうしようもない。でも、今金にならないから、って間伐しない山持ちが多い。
---- 原木価格が下がる一方なのに、間伐するには素材生産者や森林組合に人件費を払わなければならない、となるとやってもらっても損になるからほっといて、ということですよね。
うまく国や県の補助を利用して工夫すれば、そうお金かけずに間伐できるんだけどな。森林組合でも熱心なところは、そういう提案を山持ちにしているよ。それ以前に「うちに山あったっけ?」ぐらいの人も多いんでないの?間伐の大切さを知らねえんだよな。道路沿いにも竹のように細いのばっかりでね。この前の冬は湿気を帯びたねばっこい濡れ雪で重かったから、大分木も折れたよな。
----国産材も出ない、間伐もしない、では、山で働く人の仕事がないから、働く人もいなくなってしまいますよね。
そう。国産材の時代が来ても出す人がいなくなってくるっていうことだよ。今秋田で木を伐る人たちの平均年齢が70近いからね。鷹巣や早口のように若い人入れてるところでも65だって。それでもやっぱり若い人入れているといいね。鷹巣の森林組合の工場なんか行けば、若い人さいっぱいいて活気あるものな。働きぶりもいいし。
----将来を考えて、思い切って若返りをはかったんですね。
やっぱり藤島って森林組合連合会の会長がいいんだよな。雑木(ざつぼく。どうでもいい木)だって言われてたブナで苦労してきた人だから。針葉樹が豊富でだまって酒飲んでても金ががっぽがっぽ入ってきて楽してきた国有林地帯と違うんだよな。その分いろいろ考えて、変わって来られたんだよな。
----間伐がきちんと進んでいるところもあるんですか?
この間講演で宮崎に行って来たけどね、間伐で黒字出してるって。山の中を作業道路が細かにつけてあって、間伐する順番も規則的に効率よくやっているんだよな。あれは広域でうまく計画を立てて実行しているからだな。秋田はまだ細かに分かれている中を、「おらんどこ山あったっけか」ていうような山持ちといちいち相談してやっているから、効率が悪いんだよな。でも間伐っていうことは、その山持ちの木をいい木に育てるっていうだけでなく、山を荒らさないことにも、水を保つことにつながる、地域全体のことなんだよな。そのへんの意識をどうつくっていくか、今後森林組合がリードしてやっていくところだよな。
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(c)モクネット事業協同組合 最終更新日:2001.11.01