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top > 野添憲治先生インタビュー(後編)> 1.あんまり清潔好きだと、自然嫌いになっちゃうよな

モクネット10月号 <<前回のお話はこちら
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  1. あんまり清潔好きだと、自然嫌いになっちゃうよな
2. 自分とこから直さねで、どうするよ
3. 提案1:補助制度をうまく利用して間伐しよう!
4. 提案2:山林の所有権と使用権を分けて考えては?
5. 提案3:中山間地域補助を山林にも!
6. 提案4:グリーンツーリズムもいいね
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これから先につなげること
 
  このあいだも気がついたんだけどね、昔は体にのみとかシラミつくとかあたりまえだったよね。今の人はそんなものが寄りついたら生きていけないような悲鳴あげてね、去年中国に仕事で2回行ったけど、かなり大きな食堂でもハエがとんできて。南米なんか行ったらもっとすごいよ。ハエがわーっと食べ物にたかって、あっち行けっ!ってやったすきに食べるんだ。そんな暮らしは世界中にくらでもあるんでね。日本は高度経済成長で生活のレベルが上がったけれど、その時何によって経済がまわっていったかというと、自然と人とを切り離していくことで、だったんだよな。で、度を過ぎた「清潔」っていう不自然なものが生まれちゃう。

---- 自然はキタナイからいやだ、とかね。自然食品店でも、農薬ついてるのは健康によくないからいやだけど、かといって、泥ついてるのも不潔でいやだっていって「清浄野菜」なるものを買う人もいますよね。


スーパーに行けば、置いたって、売れないからって言って、化学肥料と農薬でつくったきれいな野菜しか売ってないけど、農家の人は、自分たちが食べる野菜は堆肥で育てて、虫なんか手でとっているんだよな。そういう、いい野菜を「これは無農薬でおいしいよ」なんて誇らしげに持ってきてくれて、私はそれをありがたくいただいているんだけどね。なんかおかしな話しだよな。

 
 
     
  加藤:「清潔信仰」みたいなことは住宅でもいえるんだな。木が健康にいいからモクネットの材で家建てたいと。ところが、あとから、乾燥して木が割れたり空いたりして、えらい欠陥のように文句言い立てるのは、家を建てる時に実際に山にまで足を運んでこない人だな。そのことが分かって、モクネットで家を建てる人は、設計士か本人かどちらかが必ず二ッ井に来る、っていうことを、木を出す条件にしてるんだす。山に木が生えているところ見て、製材された木を見て、木の特質をいいところも使いにくいところもちゃんと説明して、まるごと分かってもらわないと、後から問題が起きるんだ。

---- 木は工業製品と違いますからね。

加藤:木を塗装したり加工したりせずに、無垢のまま使って建てれば、木は家になった後にも生きて、呼吸しているし、一本一本で個性がある。そのことが分かれば、あとから割れたり空いたりすることが自然なことであって、欠陥ではないことも理解できるんだよな。

----そこをきちんと説明していく努力も大事ですよね。

 
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(c)モクネット事業協同組合   最終更新日:2001.11.01
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