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「日本の高度経済成長っていうのは人と自然とを切り離すことから入っていったんだよね。そしてこの40年間、失ったたくさんあるんだけど、その中でもっとも大きいのは、自然と人間が遠ざかったことですよ。自然と遠い生活が文明的、文化的でいいんだと。そのツケまわって、流れに乗っかってきたつもりの人たちも、今アップアップしてるし、里山の崩壊になってあらわれている。それがおかしい、って気がつく人がようやく出てきはじめたんでないかな。」
話し手・野添憲治先生
秋田県能代市在住の文筆家。藤里町の山村に生まれ、28才で村を出るまで、農業や山仕事に従事していた。その経験を生かして、「聞き書き・秋田杉を運んだ人たち」「故郷再生の道」など、自然と人とがうまく共生していた時代、山村が荒廃してしまった今、そしてこれからに向けての提案を、書き続けている。数値的な資料でなく、聞き書き調査をもとにした、ひとびとの生の声が伝わる文章が魅力。
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