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金山町阿部建築研究室の設計による金山杉の家。80-100年生という太い杉で、木を表わしする昔ながらの工法で建てる。手前は生活用水として生きている「大堰(おおぜき)」。
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| 白壁と杉、石畳による、美しい町並み。(この写真と、上のスケッチは金山町のホームページから転載させていただきました) |
■金山町の町づくりについて新聞記事はこちら
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山形県の金山町は、今では「金山杉」と美しい町並みで知られています。それは30年間にわたる地元の地道な努力が実ったものです。金山では町をあげて、金山杉、つまり裏山の杉を使って、地元の金山大工が、金山方式という昔ながらの民家の造り方で自分たちの住む家を建ててきました。こうして町並みを築いていこうという運動を、ずっとしてきたのです。
人口7000人の町で、年間20-30棟が金山方式で立て替えられてきています。100年たてば、すべての家が金山方式の家になる計算です。
家だけでなく、町づくりの計画もしっかりしています。道路をつくるのでも、すべて舗装してしまわず、道路の端には石を入れたり、植栽をほどこしたりしています。石だたみの間に栗のブロックが埋め込まれたりして、なかなかいいものです。
大堰とよばれる町の用水が、うまく巡回しています。汚れ物が出ないように町民がちゃんと注意して使っているので、特に環境規制しなくても、水はきれいに保たれています。
この金山の運動を始めたのは30年前にヨーロッパの街並みに感心して帰ってきた町長さんですが、彼は「環境の美化とは、人間の心の美化である。それが景観につながる」と言っていたそうです。行政主導でありながら、住民といっしょになって、あわてないでゆっくり時間をかけて成功した例ですね。
二ッ井のモクネットは埼玉で家をつくることから始めましたが、金山では、自分たちが住む家を自分たちでつくる、というところから始めています。そこが違うんですね。二ッ井でもようやく「きみまちハウス」で地元に帰ってきていますが。
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